「目に見えない」ってどのくらいの大きさなの？

大きさは2〜4マイクロメートルぐらい。1マイクロメートルは1000分の１ミリメートルだから、顕微鏡（けんびきょう）がないと見ることができないぐらい小さいんだよ。

そんなに小さいんだ！！
でも、そんな小さな乳酸菌（にゅうさんきん）をどうやって見つけたんだろう？

昔の人はこの菌を知らないで食べ物に使ってたんだよ。
たとえば、牛乳を貯めておいたらいつのまにか酸（す）っぱい飲み物ができたとか、野菜を保存していたら酸（す）っぱい漬物ができてしまったとかね。

このような出来事が科学の力でいろいろなことがわかってきたんだね。

じゃあ、乳酸菌はいい菌なの？

もちろん！　人は食べ物を取ると、おなかにある腸（ちょう）で栄養成分や水分を吸収するんだ。この腸の中にはたくさん菌がいるんだけど・・・

おいらたちは体の調子を狂（くる）わす物質（ぶっしつ）を作り出すんだぜ。

あ！ 悪玉菌（あくだまきん）！

悪玉菌はアンモニアやインドールという体の調子を狂わす物を作り出すんだ。
でも、乳酸菌は悪い菌をやっつけたり、体をよくしたりしてくれるんだよ。

乳酸菌ってすごくいい菌なんだね！