感染防御作用

ある種の乳酸菌は、病原菌の腸内増殖を抑えたり、体の免疫力を高めることなどにより、食中毒の原因菌やウイルス感染を防ぎます。

ビフィズス菌飲用によるカンピロバクターの除菌効果
カンピロバクター腸炎患者に、ビフィズス菌を1日30億個飲用してもらったところ、抗下痢剤のみを投与した患者に比べてカンピロバクターの保菌率が有意に低下しました。

ビフィズス菌飲用によるカンピロバクターの除菌効果 カンピロバクター
食中毒起因菌の一つで、家畜の排泄物により汚染された食品や水を介して感染し、発熱、腹痛、下痢、血便を伴う症状がみられます。



乳酸桿菌投与による腸管出血性大腸菌の感染防御効果(動物試験)
乳酸桿菌を経口投与した幼若ウサギと投与しない幼若ウサギに、腸管出血性大腸菌O-157を経口感染させたところ、乳酸桿菌を投与した群は、投与しない群に比べて小腸、盲腸、大腸において顕著にO-157の定着菌数が減少しました。

乳酸桿菌投与によるインフルエンザウイルス感染防御効果(動物試験)
乳酸桿菌を経口投与した老齢マウスと投与しない老齢マウスに、インフルエンザウイルスを経鼻感染させたところ、乳酸桿菌を投与した群は投与しない群に比べてインフルエンザウイルス量が減少しました。

乳酸桿菌投与による腸管出血性大腸菌の感染防御効果(動物試験)   乳酸桿菌投与によるインフルエンザウイルス感染防御効果(動物試験)
乳酸桿菌の飲用によるピロリ菌の除菌効果
ピロリ菌を持つ健康な成人6人に、乳酸桿菌が含まれるはっ酵乳90gを1日2個(1日当たり乳酸桿菌約10億個)、8週間摂取してもらい、その摂取前後に内視鏡検査で胃粘膜組織を採取してピロリ菌数を比較したところ、全員のピロリ菌数が減少していました。

乳酸桿菌の飲用によるピロリ菌の除菌効果

ピロリ菌
正式名称はヘリコバクター・ピロリ。強酸性の胃の中でも生息でき、慢性胃炎や胃かいよう、胃がんの原因になるといわれています。

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